CURRICULUM

4月から 12 月までを一期として、5~6 回に渡って各分野のスペシャリストを講師陣に迎えた講座を開催しています。コロナ禍を経た 2023 年度からはオンラインでのライブ配信も開始し、遠方からも参加できるようになりました。そのほか、フィールドツアーやより専門的な探求のためのクラブ活動も実施しています。
講座は MOK スクールらしく、木造に所縁ある会場を貸切り、遠慮することなく、講師と受講生、新入生と OB 生が交流できる環境を整えています。会場は、開催回により異なり、大阪木材仲買会館・大阪工業技術専門学校のいずれかとなります。
※会場参加:各回事前申込制 / 人数制限有

各分野のトップランナーの講演のみならず、座談会のように、講師と参加者との関わり合いを喚起します。一方的に講義を受けるのではなく、第一線で活躍する大工・設計者・工務店など様々な立場の視点から、自らの仕事を語って頂き、対談し、皆で議論しましょう。

実践に即したプロ向けの講習ということで、受講生の職種は、設計士、工務店、大工、製材、ハウスメーカー、建材メーカー、行政、学生と様々です。男女比も半々、20 代~ 70 代まで幅広い層の方が受講されています。
オンラインによる受講環境を選択できます。再開の 2023 年より行う Web 配信は、リアルタイム。距離と時間の制約を取り払い、決まった日時に大阪まで通う事が難しい場合でも、オンラインなら参加可能。アーカイブ視聴もございます。
白熱の対面講義を通じて、講師や仲間と懇親を深めたい同志は、ぜひ会場へいらしてください。
真骨頂とも言える、林産地を訪ねるフィールドツアーは、毎年人気を博しています。再開した2023年の吉野を皮切りに、近くの山の木で建てることを後押しします。

西は四国から、東は東北まで。全国津々浦々、森林、製材工場、木造建築等を見学するツアーを毎年開催してきました。奈良、和歌山等、近畿圏の林産地・製材所等を訪ねる日帰りツアー。関西から少し遠方の林産地・製材所へ向かう 1 泊 2 日のツアーも。

個人では行けないような場所へ、バスを貸切り、道中の学びも深いフィールドツアーは、MOK ならでは!机上だけでなく、現場の空気から学び、感じることはとても大きいものです。特に新入生の皆さんは、フィールドツアーにも是非ご参加ください。

2024 SAT & SUN

11.9~10

フィールドツアー
AT 和歌山県「紀州材」
※9月9日(月)9:30~ 申し込みスタート

去年訪れた吉野と隣接し古来より素晴らしい「紀州材」を産出している和歌山県を訪れます。紀州材で建てられた建築やその素材を生産・加工している現場や家具工房を見学します。(費用は学費に含まれておりません)
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構造・温熱環境・木材など、より専門性の高い学びについては、希望者有志による参加型の同好会「クラブ活動」として運営。オンラインだけでなく、見学会など様々なフィールドを訪れる企画を立案。各々興味のある活動に積極的に参加することで、スクールの学びを、更に追求することができます。

再開の 2023 年には、構造や納まりを研鑽する「真壁志向クラブ」、温熱設計や自立循環型住宅を基本から学ぶ「エコハウスデザインクラブ」、針葉樹だけでなく広葉樹の使い方を研究する「木材こだわりクラブ」が発足。

例えば、やってみるをコンセプトに、間伐や選木を実際に体験してみたり。素材の源流を知り、座学では感じられない現場の空気を体感することは、木造を勉強する上で大切な礎となるでしょう。